豊臀M孝行改変版

  • 2013/11/29(金) 12:17:23

豊臀M孝行

 教師上がりの義父はボケがはじまると同時にM
性を発揮した。美しい嫁の下着を舐めまわし、
=夜這いまでかけるようになったのだが……。
麻耶 直人 作  画 春川 ナミオ


舌で洗濯物を

 晴江が、義父の早坂坂藤太郎の様子がおかしい、と気がついたのは、つい最近のことだった。
子供のいない晴江は、もう三十過ぎだというのに、若造りで、時折り痴漢につけられたり、下着泥棒に狙われたりする。
だからパンティの二、三枚が物干場から失くなるなんてのはしょっちゅうだから、あまり気にもとめなかったのだが、家の中で、それも夫の父親がパンティを狙っているとなると、ちょっと問題である。
その日、夫を送り出して、溜まっていた下着類を洗濯して物干場にかけて買物に行ったのだが、戻ってくると、誰か二階の物干場に人がいる気配がする。
そっと階段を上がり、物干場を覗いてみると、今年七十八歳になる義父の藤太郎が、晴江の下着をはずそうとしている。何をしてるのか、そっと物影で様子を見ていると、まだ生乾きのパンティをはずして、内側をひっくり返して匂いを嗅いでいる。
そのうち、舌を出して、舐めているらしい。
チュウチュウと音を出して吸い始めた。
それをこっそりやるというのでなく、堂々とやっている感じなのだ。
晴江は自分の性器を直接義父の入歯の口で舐められているような感じがして、鳥肌が立つような気がした。
「何してるんです! ご義父さん!」
そういおうと思ったが、言葉が咽喉にひっかかって出て来ない。
諦めてそっと足音をしのばせ、下へ降りて来たが、脚は早鐘をうつようにドキドキしていた。
その後、二階から降りて来た義父の顔を見ると、平然としている。
ただなんとなく眼の焦点が合っていない感じが気にはなったが……。
それから何日かして夫が遅くなると電話して来た夜、一人で風呂に入っていると、浴場の窓がゴトッと音がする。
覗かれているッ!と感じて窓の外をうかがうと義父の藤太郎の後姿が見えた。あの時刻に、庭に入って風呂場を覗けるのは、家人しかいないだろう、困ったことになったと思った。なにしろ、義父の藤太郎は、永年、高等学校の国語の教師をしていたのだが、定年でやめる前は校長もしていた程の教育者であり、謹厳実直、堅物の標本のような男だと思われていた。
その義父がまさかと思うのだが、物干場のことも、風呂場覗きのことも、なにかの偶然を自分が思い違いしているのかも知れない。
晴江はそう思って、もう少し様子を見ることにした。
子供のいない家庭で、舅を抱えているのは、妻は年中夫以外の男性と一緒にいるということになる。
最初はずいぶんと抵抗があったが、堅物の義父だからと、なんとか馴れて来たこの頃なのである。
それも、晴江が良夫にとって、ニ度目の妻、つまり再婚であるだけに、何かと気を使う。自分と夫との間ですら、十八歳も年が違うのだ。そのまた父とならと四十八歳の年令差
がある。
これだけ年がはれていれば、男性としての危険性はもうないと、夫も安心しきって仕事に出掛けているのだろうか。 
だが……晴江は妙な胸騒ぎがしてならなかった。


 放尿ショー

「晴江さん、ちょっと出掛けて来ますよ。お昼は外でするからよろしい」     
「あの、.お義父さん、どちらまで」   
「いや、散歩程度だ。夕方までには帰ります」
「そうですか、お気をつけて」    
いままで家に閉じ込もっていることが多かった藤太郎が外へ行くという。
珍しいことがあるものだと思ったが、妙な行動をとり出した義父と二人きりで顔を合わせっぱなしというのは気詰まりだから、出掛けてくれるのは歓迎である。
藤太郎はトコトコ歩いて、駅の近くで、折詰め弁当を買うとそれを持って電車に乗った。目ざすは千葉、総武線沿線某駅近くのストリップ劇場だった。
先日、街の電柱にポスターが貼ってあったのを見たのだ。
「外人 本生 放尿ショー、御来店のお客様にストリッパー、サイン入りのマン拓を一枚ずつプレゼント、ストリップ劇場M……」
彼はある魔力にひきずられるように、このMという劇場を目ざしていた。自宅から約一時間、場末の駅のすぐ近くにある、小便臭い小さな劇場だった。
藤太郎は、ためらいもなくトコトコと入ってゆこうとする。          
「もしもし、おじいさん、入場料払って下さいよ」
「あっ、入場料ね、いくらですか」
「四千円です」
「では………」
四千円を払った。午前十一時の開幕寸前だった。
まだ客はまばら、客はマラ舞台のつけ根、いわゆる舞台のがぶりつきに席を下ろすと、ゆっくりと弁当を食べ始める。
幕が開くと、おなじみの女達が、入れ替り立ち替り現われては、オナニーショーやら生
板ショーを演じる。
客が少ないからストッパーも気が乗らず、だらだらと演じている。
「おじいちゃん、、この近く?」
「う、うん、一時間程のところじゃ」
「好きだね、・おじいちゃんも……。ほら、よく見ていきなよ、これを見に来たんだろ」
白髪の彼の前に来て、足をパクパク開いたり閉じたりして、女達はサービスしてくれ
る。
藤太郎は、そのサーモンピンクに輝く女達の股間の部分を、じっと食い入るように見
つめて飽きない。
本生板ショーとなると、観客を舞台に一人上げて、女が本番を演じてみせる。狭い舞台
だから、全く目の前のセックスーシーンを見ることが出来る。
延々二時間半ほどで、第一回が終るが、藤太郎は動かなかった。
そのままい続けて第二回も終るまで見ている。
何人もの男が舞台に上って射精するし、また女が観客席まで降りて来て、サービスで男の精液をしぼりとってやるのまで入れると、一日にどれほどのザーメンが射出されるのだろう。
その淫靡な雰囲気の中で、藤太郎は蕩然として楽しんでいた。
もちろん自分に射精する元気はないが、若い男女の性行為の中に自分を置いていると、自分もまだ生きているという実感に浸ることが出来る。
最後には、一人の女による放尿シーンが演じられた。
ガラスのおまる、金魚鉢のようなものに跨がって、勢いよく噴出するおしっこを、客は固唾を飲んで見守っている。
あまりに近くでやるものだから、しぶきがパッと客の顔にはね散らす。
「わあ、おしっこが目に入ったよ」
「あら、じゃ、きっと目が良くなるよ。私の
おしっこは目にいいんだから、老眼が治るかもよ……」
皆がドッと笑った。
その男も、藤太郎ほどではないにしても、五十代の中年で、老眼がポツポツ始まった頃なのだろう。
放尿ショーを演じたローズ・花江という女は、そのまま舞台に残って口紅を取り出すと
おしっこを拭いた後の唇に、紅を塗りつけ、和紙のようなものをぴたりとくっつけてマン
拓なるものを製作してゆく。
「はあい。私のマン拓よ。御希望の人は手をあげて下さい」    
三人の客が手をあげる。
「はい、あんた、あげるわ、あと二人ね、今つくってやっから、慌てないで待ってなよ」
紅が良いのか、紙が良く吸いとるせいか、綺麗にマン拓が出来る。  
「さあ、もういないの.私のマン拓を家に持って帰ってからシコシコやったらどお、なに、奥さんに叱られるって、大丈夫よ。こっそり内ポケットにでも入れといてトイレの中でやるのよ」
ドッと観客が笑った。
「そこのおじいちゃん、一枚やろうか?」
藤太郎のところにスポットライトがあたった。
「ああ、一枚下さい」
「あいよ、おじいちゃんには特別サービス私のおケケも一本つけといてやっからね」
午後五時頃、二回目の興行が終ると藤太郎はやっと重たい腰をあげて帰路につく。
何だか生きている実感のようなものがフツフツと湧いてくるような気がしながら……


 義父が覗く

「貴方、この頃、お義父さん、ちょっと変だと思わない?」
「そうかな、いつもと変りないように見えるがなあ」  
「貴方は夜お帰りが遅いし、一日のうちに顔を合わしている時問が少いからわからないのよ」
「少しボケが始まったのかな。どういううふうにおかしいんだ」
「毎日お出掛けになるのよ。お昼も外であがるみたいだし」。
「いいじゃないか。年寄りは少し出歩いた方がいいんだよ。歩くってのは、健康のために
いいんだから」
「それが毎日、四千円も五千円も使ってくるらしいの」
「展覧会でも見て歩いてるんじゃないの。デパートの展示場なんぞは、暇をもてあました
お年寄りで一杯だよ」    
「それならいいんですけどね」  
「違うのか」
「これ、ご覧になって」
「何だ、こりゃ」
「お義父さんの洋服の内ポケットにしまってあつたんでんよ。ローズ・花江ってサインがしておるけど、これ何ですか」
「ふーん、女のあの部分に口紅を塗って、拓本をつくるようにしてうつしとったもんだろ
うね」
「こういうもの、博物館やデーパートでくれるんですか」
「親父の奴、、ストリップ劇場へ通っているのか、ハッハッハ、こりゃ愉快だ」

「笑いごとじゃありませんよ。そんなところを見られたら、ご近所の人に見っともないじゃありませんか」
「そうか、ストリップをね:…。わかるような気もするな。教師として謹厳実直な生活を何十年と続けて来た親父だが、親父だって人。間だもの、潜在する性的願望は強かったに違いないんだ。それがここへ来て、理性の抑制力がきかなくなっで表面化したんじゃないのか」           
「そんなふうに面白がっていいもんでしょうか。私、気味が悪いわ」   
「去年おふくろが死んでから、やはりショックで少しずつボケが始まってきたのかも知れないなあ」  
「お風呂に入っていても、着替えしていても何か覗かれているような気がして」
「それは、お前がそれだけ魅力がある証拠だよ。なにしろ、このバストだから……」
良夫は、妻の張ち切れそうな乳房を、セーターの上から揉みだいた。 
「あなたあ、真面目に聞いて下さってるんですか」
身をもだえながら晴江はふくれたような顔をしたが、夫が珍しく積極的に出てくれたのが嬉しくて、じきにメロメロになってしまう。
「大丈夫だよ、親父のことは。七十八で立つわけがないじゃない。見ろ、まだピンピンしてるぞ」
「そんな、当り前ですよ。貴方は少し異常じゃないんですか、立ちすぎです」
いつの間にか、ゆかたの割れ目からかま首をもたげてぃるそれを、晴江はさもいとおしそうに握ると、口をつけていった。
しばらくチロチロと舐め廻していたが、やがてすっぽりと含んでみる。
唇と舌とで精一杯サービスしてやる。晴江の頬が、窪むようにへこんだ。 
快い摩擦で良夫は背中の方までじーんときた。
二階の自分の居間にいた藤太郎は、ふいに何かにつかれたように立ち上がった。
一階にいる息子夫婦の行為が、空気の振動ででも感じるのだろうか。   
そっと階段を降りると、夫婦の居間の外でじっとと耳をこらしていた。
良夫は妻のフェラチオで興奮した男性を、そのままの姿で彼女の体内に収めてしまった。茶臼である。   
晴江は正常位が好きなのだが、たまにはこんなバリエーションも悪くないと思う。
夫のものが、自分の体を貫いてゆくのがよくわかる。
やたらに心地良く、夢のような気分になってゆく。
「ああ、あなた……いいわ」
「うん……」
こんな時、男はあまり喋らない。  
「中がいいの。こんなにいい気持なの初めてよ」
コトン……唐紙の外で音がした。
「待って……お義父さんじゃない」
水をさされた感じで、良夫は不興げに動きを止めた。
「お父さん、お父さんですか」
かすかな足音が、階段を静かに昇っていった。


  一万円の報酬

 藤太郎のストリップ通いは、日曜日をのぞいて、雨の日も風の日も続いていた。
一日に四千円使うとして、二十五日で十万円、彼の年金受領額と一致する。
その他に、教師として永年勤続した退職金の残りが、五百万円ぐらい自由になったので、小遣いには不自由しない。
食べるのは、息子夫妻に養って貰っているので、一円も要らない。  
劇場としても、ちゃんと金は払うし、やや長っちりなのが困るが、昼間の空いている時間帯だし、特にどうということもなかった。
彼はローズ・花江がひいきらしくて、彼女の舞台になると、特に熱心に見つめている。
彼女の方も、毎日来るので親しくなり、舞台から声なぞかけてやると、ひどく喜ぶのがわ
かる。
いつもの放尿ショーをやっていると、金魚鉢をのぞき込むように接近してくる。
「おじいちゃん、私のおしっこがそんなに好きかい?」
「おうおう……これが一番だね」 
「おしっこ飲みたいんだろう、おじいちゃん、飲ましてやろうか」     
わっと、周囲の客が笑った。    
「一万円持って楽歴へおいで、飲ましてやっからよう」
いいように女にからかわれても、藤太郎老人はニコニコ喜んでいる。
「はい、おしまい、ラストショー、拍手!拍手!」
舞台がパッと明るくなって、最後のオープンショーに移った。
ローズ・花江は自分の性器を指で開きながら、客にじつくりと見せて廻る。      「ほれ、おじいちゃん、よく見るんだよ。毎日見ても、見飽きないんだろう」  
「ほうほう……」          
藤太郎老人が奇声をあげて喜んでいる。
花江が退場して、他のストリッパーの舞台になると、急に関心が薄らぐらしく、おもむろに折詰弁当を取り出して、昼のご飯を食べ始めるという具合い。       
第一部がすべて終り、長い休憩に入った。
彼は何を思ったのかスックと立ち上がる上がると、一たん廊下に出て楽屋へ廻っていった。「お客さん、こっちは楽屋だよ」     
「ローズ・花江さんに……、ローズさんが来いって……」
「ローズが? おい花江、おじいちゃんにお前何かいったのか」
奥から花江が昼飯の食べかけを口に含みながら出て来た。右手に箸をを持つたまま……。
「なによ、おじいちゃん」    
「これを…………」 
老人は一万円札を、彼女に向って差し出した。
「これ、ああ、さっき舞台でいったことね。困っちゃうな真に受けちれちゃ。冗談いったんだよう」
しかし、藤太郎は真顔のまま、一万円を差し出すと、一歩も動かないといったふうであ
る。
花江としては、一万円は欲しかった。
「ちょっと、おじいちゃん。早くこっちへおいでよ。人に見られるとやばいから。さっき、ショーで出したばかりだから、うまく出るかどうかわかんないけど、やってあげるわ」 舞台裏の狭い通路の所に、ゴダゴダと道具類が置いてある。
そのかげに呼びこむと、
「おじいちゃん、そこに上向いて寝な、そのマッ卜の上でいいよ」   
ちょうど本生ショーをやるマットが置いてある。
老人は入歯をとると懐ろに入れ、タコのような口をすぼめて用意した。
「入歯の人に飲ましたことないのよね、うまくいくかな」
花江はパンティを脱ぐと、どっこいしょと彼の顔の上にヒップを乗せた。
ぐしゃりと顔が潰れそうな感じがする。
「苦しかったらいってよ、窒息死したって知らないわよ」           
歯のないタコの口が、花江の股間にぴたりと吸いついて、チュウチュウと吸い出した。
「そんなに吸ったからって、出ないわよ。おじいちゃん、力こめて吸わないでよ」
一万円のために、花江はウンウンカを入れて膀胱をしぼりたて、おしっこを出そうと力
んで見た。
あまり力むと肛門の方から、圧縮された空気が出そうになる。
お年寄りにあまりに失礼とばかり、肛門の口を閉じてガスが洩れないようにする。やっと、タラタラとおしっこが出始めた。
タコのロがまた活発に吸引活動を始めた。
妙な感覚だった。         
唇と舌と歯ぐきとが、女の最も柔かく敏感な部分にからみ合って、擽ったいような、気
持いいような、変なエクスタシーを感じながら、花江は排尿を終わった。
「こぼさなかった?」       
「………」  
淘然とした藤太郎の顔が、おしっこにそぼ濡れて輝いていたが、マットの上にはこぼれ
ていなかった。
「はい、おしまい。おじいちゃん、これ貰っとくわ。またいつでもおいで、サービスして
やっからよ」         
バイバイと手を振ろうとして気がついた。
花江はまだ箸を右手に持ったままであることを……。

 
 女高生専門

 ボケてぃるとか、恍惚の人とかいうのは、周囲の人がいう言葉であって、当然のことな
がら本人は決して自分がボケているとは思っていない。
藤太郎老人もまさにそうであって、誰がなんといおうと自分はボケていないと思ってる。
息子や嫁が、しきりに父もボケて来てますので、などと他人に電話などしているが耳に入ると腹が立つが、あえて何もいわないことにしている。   
なにしろ、現在の一日一日が楽しくてならなかった。
いままでの七十八年間、まあ性意識を持ち始めてからでも六十五年間位の間、何をしていたのかと侮やまれる。
女子高校の教師をしていた時期もあった。
どれ程魅力的的な生徒がいても、心に思うことはすなち姦淫することだとばかりに自分を叱りつけていた。
自分の心に、一度も素直に従ったことがない。
哀れなものである。
それにひきかえ、今の若い人達はどうだ。
全く素直に、天真爛漫にセックスを楽しんでいるではないか。
これでいいのかも知れぬ。
自分も遅まきながら、これからは性に対してはナイーブに、素直に対してゆこう。
そう思った瞬間、彼の世界はいっぺんに明るく開けてきたように感じられたのだ。
嫁のパンティに鼻を埋めることも、なんの躊躇もなく出来た。
やってみると、こんな楽しいことはない。
教師時代は一度も入ったことのないストリップ劇場へ毎日通っているのもそんな気分だった。
千葉に近いストリップ小屋に通うために彼は総武線を利用する。このラインは、いつも混雑していて、乗客の肌と肌とが密着しながら、押され押されてゆくことがよくあった。 たまたま或る日、藤太郎老人の傍に実にみごとなバストの盛り上がりを見せている女子高生が乗りこんできた。
セーラー服の胸元が、はち切れそうな程になっていて、胸元のV字型の喰い込みに見える肌が、眩しい程に白く見えた。
藤太郎の手は、無意識のように動き出していた。
まず彼女のヒップをあたかも偶然のように触れてゆき、反応を確かめながらじわじ
わと撫でさすっていった。
女高生は、尻はモジモジ振り逃れようとするのだが、満員電車の中では身動きすることも出来ない。
声をあげるのも恐くて出来なかった。
チラと痴漢の主を見ると、これが八十近い老人なので、びっくりしたのか、そのあつかましさに閉口している。   
藤太郎は充分にヒップの感触を楽しんだ後さらに手を後ろからスカートをめくり、パン
ティの上からながら肛門のあたりを刺激し始めた。
(困ったわ、どうしよう、他の人に気づかれたら恥ずかしいわ)
彼女は必死で耐え、表情や仕草に表われないようにつとめていた。
自然現象として、パンティのその部分が、うるむように濡れてきた。
彼にはそれが、女高生が喜んでいるという意思表示に思えて嬉しかった。
みだらな指は、ついにパンティをもひき下ろし、内部へと侵人してゆく。尻の割れ目に
そって、じわっと攻めてゆくと、可愛らしい肛門がヒクヒクしているのを捉えた。
ひからびて節くれだった老人の指が、若い女の菊座をくじり廻し、そのままぐいっと前へ進む。
そこはもう豊潤の地、神秘な女の壷、指が生かた虫のように、その辺りを這い廻る。
電車が綿糸町の駅へ着いた。
どっと人波が揺れて、彼女は身をひるがえすようにして、プラットホームヘ飛び降りていった。
藤太郎は、まだホカホカと温かい指を、そっと鼻に近づけてみた。
女の匂いがたまゆらのように漂い、芳香を放っている。
そっと舐めてみる。
苦いような、しょっぱいような、それでいて実に甘い女の味がした。
成功だった。
痴漢的行為が、こんなに見事に成功するとは思っていなかった。
一度やりたいと思っていて出来なかったこと、それをやり遂げた満足感は何にたとえようもない。
その日は、ストリップで女のセックスを、これでもかというように見せつけられても、
それ程感激しなかった。
こんな使い古しでなくて、俺は新鮮でまだ誰にも触れさせていない、見せてもいないセックスに、この指で触れて来たんだぞと思うと、痴漢行為の素晴しさに胸がわくわくするほど興奮した。
それからというものは、機会さえあれば痴漢になるようつとめることにした。
最初の時のような、理想的ないい女には滅多にお目にかかれなかったが、ぜい沢はいっていられない。
なにしろ、人生の先が短いのだ。今この瞬間を楽しまなければならないのだ。
晴江のところへ千葉鉄道公安官事務所から電話がかかって
「もしもし、早坂藤太郎さんのご家族でしょうか」
「はい、私どもの義父でございますが…何か?」
「いや、お宅のおじいさんをですね、鉄道車内での痴漢行為のためこちらで拘束したのですが、だいぶもうろくされてるようですな」
「はっ?あのう……」      
晴江は絶句して、言葉が出なかった。
「初犯ではなくて、たびたびやっておられるようなので、送検しようかと思ったのですが、お年寄りでボケていらっしゃるようですから、家族の方が引き取りに来て、今後ちゃんと監督して下さるなら、このままお帰ししてもいいのですが」
「はい、わかりました。主人が会社へ行っておりますので、至急連絡してそちらへ廻って貰いますので、よろしくお願い致します。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
晴江はもう泣きたいような気分だった。
ストリップの次は痴漢で逮捕されるなんてなんてことだ。
どうして、義理の父親のために、こんなに苦労をしなければならないのか。
情けないやら悲しいやら。
しかしほっておけないので、夫に迎えに行って貰った。


ビニ本を実行

「義父さん、いったいこれはどういうことですか。ストリップを見に行く位なら、まあ他人に迷惑かけることではないからいいですよ。女子高生にいたずらするなんて、元教育者のお父さんのすることですか」
「、、、」
いくら息子がガンガン怒鳴ろうが、馬耳東風だった。
焦点のさだまらない眼付きで、遠いほうをぼんやり眺めている様子は、明らかに老人性痴呆症のように見える。
「いいですか、お父さん。こんなことを続けるようだったら、老人ホームへ入って貰いますよ。私だって晴江だって面倒みきれないですよ。わかりますふ、お父さん」
「うん……うん」
わかったような、わからないような、藤太郎老人は、それでもかすかにうなずいて見せた。
その夜、老人を早く寝かせて、良夫夫婦は遅くまで色々と対策を考えたが、いい知恵も浮かばない。
「有料老人ホームへ入れたからって、外出してやればいくらでも出来るんだし」
「そうなのよね。どこが悪いっていうんじゃないんだから、病院へ入って頂くわけにもい
かないでしょうしね」         
「ボケの老人は、どこの病院やホームでも、いやがられるらしいね。そりゃそうだろう、家族だって手におえないのを、他人にやって貰おうっていうんだから」  
「他のことはちゃんとしていらっしやるんだから……」
「そうだなあ、よく出歩いてすぐに道に迷って警察に保護され、その度に家族が呼び出されるとか、自分の排泄物を食べる老人までいるっていうじゃないか」
「そんなになったらどうしよう。これからもボケってどんどん進むんでしょう」
「お前には苦労をかけて済まないと思ってるよ」          
「そんな、貴方が悪いわけじゃないわ」
良夫は妻の手をとると、そっと引き寄せて抱いた。
晴江も甘えるように身を寄せ、朱唇を夫に吸わせてやった。
夫の指が胸元をわけ入り、乳首をもてあそび始めた。
晴江は、身体をゆだね、いじらせながらこの夫には満足していた。
優しいし、年の割にはセックスも強くて、確実に自分が欲しいと思う頃に願望を満たしてくれた。
良夫の指は、秘肉をわけ入り彼女の最も敏感な部分を捉え、柔らかくマッサージを始めた。軽くつまむようにしてくりくりと指先でころがした。
それがたまらなかった。
ドッと愛液が溢れ出てくる感じが自分でも恥ずかしいほどよくわかる。
「再婚させるってのは、どうかなあ」
急に指の動きをとめて、良夫がいった。
「再婚?」
「親父のことさ。僕らだけがこうして楽しんでいるのを毎日見せつけられて、神経がおか
しくなったのかも知れない」
「でも………七十八よ。セックスの対象になるような若い女の人が来てくれるかしら」
「おふくろが生きててくれればなあ」
「お母様が生きてれば、七十三でしょ」
指の動きがとまってしまったのを、不満に感じながら、晴江も再婚話には興味をそそら
れた。
「お義父さんのごひいきのストリッパーに面倒みて貰えないかしら」
「しかしなあ、再婚となったら遺産の半分はその人のところへ行ってしまうんだよ」
「あっそうか。この土地も家を、お義父さん名義だったわね」    
変な女に入り込まれて、藤太郎の死後財産の要求でもされたらかなわない。
「いいわ、私達さえ我慢すればいいことだから。それよりも……ねえ、早くして…」
敏感な突起に当てられていた指が、微妙に振動を始めた。
「あっ、、、いい、、、いきそうよっ」
息子夫婦がセックスを楽しんでいる時に、藤太郎老人は昼間買っておいたビニール本をとり出して、一人楽しんでいた。
ポルノが解禁されたとは間いていないが、ビニール本を見ると、もう完全無修正バッチリ見えるというのがけっこう出ている、それに変態的ビニ本の繁盛ぶりにどうだろう。
女のおしっこを飲む、大便を食る。
女を縛ってバイブレーターを突っ込む、浣腸をする。
一冊がよくもここまで撮らせたと思う程に衝撃的写真ばかりである。
こんなことでいいのかと思いながらも、ついやに下ってしまう。
藤太郎にとって、七十八年の生涯のうち、これほどセックスが氾濫している時代はなかった。
彼の脳裏には戦前、女と手をつないで歩いただけで、憲兵にひっぱられて非国民扱いされた記憶がある。
戦前でもエロ本のようなものはあった。
その種のポルノグラフィーもあった。
しかし、皆隠れてこそこそ見ていた。
あの頃、今日のビニ本を見たら驚愕のあまり失神したかも知れなかった。 
いい時代になったというべきなのだろう。
自分もこのいい時代まで生きのびたのだからその特権を生かして、積極的に生きたいのだ。
痴漢で捕まったのはまずかった。ボケたふりをして切り抜けたが、息子に叱られてしまった。    
あいつは俺のことを老人ホームへ入れるなどと脅しやがったが:‥、本当に入れられるかもしれない。
そうなったら、相手はホームのおばあさんばかりか。
そうなる前にやってやる。このビニール本を実際にやってやる。
自分の生きている証しに、ビニール本のような状熊を実際に体験したかった。


 夜這いの恍惚

 夫の良夫が三日間の出張と決まった時、晴江はいやな予感がした。
藤太郎老人と二人きりで三日間を過ごすのがいやだった。
その間に、なにか老人が問題をひきおこしそうだった。
「ねえ、なんとか一日で帰って来て下さるわけにはいかないんですか。私、心配だわ」
「そうもいかないんだよ、親父がボケてるから出張出来ませんともいえじゃないか」
「電話だけは毎日下さいね、何かあったら、すぐ連絡したいから」  
「わかってるよ、まあ、色ボケだけで、暴れたり狂ったりというわけでもないから、静か
にしてれば大丈夫だよ」     
「そうならいいけど……」
良夫にも確信はなかった。
いつ父親が狂いだすか。
しかし、もう立たないだろうから。
妻が犯されるようなことはあるまい。
それだけが頼りだった。
出張の前日は、充分晴江のセックスを満足させてやっておいたから、三日間ぐらいは持つだろうと、無理に自分を安心させて旅立っていった。
一日目はなにごともなかった。
痴漢事件以来、ストリップにもあまり行かない藤太郎老人は、ビニール本を沢山買い込んで自分の部屋でおとなしく眺めている。
二日目も無事過ぎていった。
晴江が風呂に入っている時、ガラス戸にちらっと人影が走ったように思えたが、気のせいかも知れなかった。
まあたとえ義父に覗かれたとしても、それぐらいなら、この際我慢すべきだと思った。
警察沙汰にならないだけましである。
三日目、明日は夫が帰ってくると思うと、体がカッカとほてって悩しい気分になってくる。早ばやと風呂に入り、体を清めてからベッドに入った。
三日間神経がはりっめていたせいか、疲れが匿出てぐっすりと寝入ってしまった。
どれほどたっただろう。闇の中で夫が自分の布団の中へ入って来て、体をさわり出してい
た。
夫の手がいつものように乳房を揉みしごいている。
相変らず不器用ね、と思う。でも三日ぶりですごく感じる。
乳首を刺激されただけで、股間が恥ずかしいように濡れてくる。
夫が紐のようなもので彼女の手を縛り出した。
なにをするんだろう。
手を後ろへ廻して、寝巻きの紐できっちりと縛ってしまった。
「いやーん、そんなこと」
前戯のひとつに、こんなことをした夜があったと思い出していた。
[縛っておいて、こうすると凄く感じるんだ」
夫はそういって乳房をもろに露出させ、チュウチュウ吸ったのだ。
そして、、、今も。
少し違っていた。
夫なら歯を巧みに使つて、乳首をコリコリと軽く噛んでくれるのだ。
しかし、今夜はまるで歯のないようなロで、乳首を吸うだけではないか。
ギョッとして、晴江は眼が覚めた。
夫ではない。
義父の藤太郎が、入れ歯をはずした梅干しのような口で、彼女の乳首に吸いついていた。
「なにをするんですか、お義父さん」
振り払おうとした手は、すでに後手に結えられていて、自由を失っていた。
「やめて下さい、やめてッ……」
自由になる足をバタバタ抵抗した。
老人は意外とも思えるような力で、その足を抑え込むと片方ずつ紐をかけ、べッドの両足に結びつけてしまう。
「気が狂ったんですか、お義父さん。貴方の息子の嫁ですよ。晴江ですよ」
老人は一言も口をきかず、黙々として作業を続けた。
両手両足を拘束して、彼女の自由を全く奪ってしまうと、再びじっくりと乳首にとりついて、吸い始めた。
晴江にとっては、夢の中の想像の世界とは大違いで、まるでなめこかなめくじに乳を吸
われているような、おぞましさに身を慄わせた。
二つの乳首が朱く突き立つほどに吸い上げると、藤太郎の関心は彼女の股間へと向いて
いった。
「あっ、駄目! そこは駄目よ」
いやも応もなかった、パンティをずり下ろされると、大開きに露出させられているその部分ヘタコの口のようなものが吸いついてきた。
相当に強い吸引力だった。
ゆっくりと舌が舐めまわす。
こうなると、気持ちと体とは分離した反応を見せ始める。
いやだ、おぞまし、気持ち悪いと思っても、愛液だけは容放なく溢れ出てくる。
女の生理の哀しさかもしれない。
それよりも困ったのは、晴江はさっきから尿意を感じ始めていたのだ。
それに輪をかけるように、藤太郎は台所からじょうごとビールを持って来て、晴江の口
にじょうごを立て、ビールを注ぎ始めた。
はじめはこんなビール飲むものかと思っていたが、ロを閉じて飲まないでいると、ビー
ルが溢れ出して、布団がびしょ濡れになってしまう。
仕方なく晴江は咽喉を開、むせ返りながらビールを胃の方へ流し始めた。
周囲にこぼした分も含んでだが、大瓶二本も注ぎ込まれると、腹がボチャンと音がするようにに張ってしまう。
それと同時に猛烈な尿意が晴江を襲った。
「お義父さん。トイレヘいかして下さい。このままではいや!」
なにをいっても、無駄だった。
物にとりつかれたような藤太郎老人は、これから始まろうとしている放尿ショーを見ようと、眼を輝かせて一点を見守っている。
晴江もこうなったら意地である。我慢出来るだけ我慢しようと、必死になって襲いくる尿意をこらえたた。
藤太郎は居間に戻ると、穂先のバラバラになっている筆を一本持って来た。
それを彼女のヒクヒクとこらえている敏感な部分にあてくすぐり始めた。
「あっ! 駄目……やめてください……あっ、こらえきれるものではない、擽ったさに耐
えかねて、膀胱を抑えている筋肉がゆるんでしまう。堰を切った水のように、ビュウッと
音を立てるようにして、おしっこが噴出る。
藤太郎老人は嬉しそうな顔をして、駅の水のみ場か岩場で水をのむようにして、彼女のおしっこを飲んだ。
吹き上げる液体を飲むのだから、下へもこぼれ落ちる。布目もベッドも惨憺たる状態になってしまう。
しかし、老人にとっては、この絵は天女の放尿シーンのように美しくあでやかに感じら
 れていた。終ってからも、さもいとしいものを愛撫するように、彼はその周辺を舐め廻していた。                
                 
   
 風呂場の痴戯
     
 あの夜のことは恥ずかしくて、夫にもいえなかった。
幸いなことに、藤太郎老人は、他人にお喋りをするようなことは絶対になかったので、秘密にしておけばばれる心配はな
い。
しかし、二度とあんな目にあわないように、用心だけは厳重にした。
寝室に鍵をつけて、夫が出張の時や遅くなる時は綻を下して寝ることにした。
家庭内でもパンティやブラジャーといった刺激的な下着類は、乾燥機で乾かして物干場に干さないことにする。  
風呂は入らないわけにはゆかないが、つとめて義父に気づかれないようにこっそりと入
った。
化粧も家ではほとんどしない.香水やオーデコロンの類もつけないといったふうに気を使っている。
そんな或る日、義父が散歩に出掛けて、しばらくすると電話がかかって来た。
「もしもし、早坂さん、お宅のおじいちゃんだと思うけど、変なことをしてるわよ」
近所の奥さんの声である。
また何か……と思うと胸がドキドキ早鐘を打ち始める。
「何をしてるんでしょう」
「女子高校の校門の側で、乞食みたいに道端に坐り込んでね。下校する女子高生にに何か頼んだり、お願いしたりしているみたい」
「ええっ……何っていってるんですか」
「うちの嫁は冷たくて、私に汚れたパンティを一枚もくれないんです。どうか哀れと思っ
て貴女のはいているパンティを私に頂けないでしょうかって」
「まあ!」
晴江は絶句してしまった。     
「女子高生達は、変なおじいさんだと気味悪がって、相手になってる人もいないらしいけど、早く行って連れ戻した方がいいんじゃないかしら」
「は、はい………」
場所を聞いて、晴江はすぐに現場へ飛んでいった。
たしかに、人品いやしからぬ藤太郎老人が、道端に土下座して何かいっている。
廻りには少し人だかりがしていて、この変な老人を見守っていた。  
「お義父さん、こんなところで何をしていらっしゃるんです。さあ、うちへ帰りまししょ
う」
「貴女は……どなたですかな?」
「なにいってるんです、嫁の晴江ですよ。皆さん、済みません、年よりでボケてるもんで
すから、ご迷惑をおかけしました」
藤太郎老人の腕をとると、無理矢理立たせ引き立てるようにして家へ連れ帰った。 
「もう、いや! 私、このままではノイローゼになってしまうわ」
その夜、晴江は久し振りにヒステリーを起こして、良夫にむしゃぶりついた泣いた。
「済まない、実の親父だから追い出すわけにもいかんしな。なんとか対策を考えよう。それになあ、晴江。こうした問題はあまり深刻に考えないほうがいいと思うよ。深刻になっても、どうしようもないことなんだ。だから老人ボケでしょうがないんですよって、近所
の人にも笑って話すくらいの余裕を持ってないと」
「貴方はいいわよ。昼間はいなくて、夜だけのおつき合いなんだから。私は一日じゅ
うよ」
「だからさ、親父はもう年をとって頑是ない子供に戻ってしまったんだから、パンティが欲しいっていったら、くれてやりゃいいじゃないか。泣く子と地頭には勝てないっていうけど、もう一つ年寄りボケにも勝てないよ」
「わかったわ、貴方は、私をお義父さんのおもちゃにくれてやろうっておっしゃるのね」
「そういう意味じゃないよ。汚れたパンティを嫁がくれないからって、他の女性のところに行かれても困るから、そんなものぐらい、子供のおもちゃだと思って割り切りなさいってこと」
「わかりました。私も考え方を変えてみます」
「普通にしてればいいんだよ。そして、親父のボケに適当に合わせておけば」
晴江は、良夫にいってぃない先夜の、蛸の口によるいたずらを思い出していた。
おぞましいけれど、快感も確かにあった。
よし、老人ボケに調子を合わせて、図々しくあっけらかんと対処してやろう。
それを夫も望み、義父も望んでいるようだから。
晴江は以前よりも化粧を派手にし、香水もふんだんにつけることにした。藤太郎がいても平気で風呂上りの肌を見せたまま、部屋の中を歩き廻った。        
「おじいちゃん、さあ、私の汚れたパンティよ。これが欲しかったんでしょ。あげるから大事にしまっとくのよ」
「ほう、ほう、、、有難うよ」
老人は相好を崩して笑い、手の平にくるくるっと入ってしまうくらいの、小さな可愛いパンティを受けとった。
逆療法は成功しているように思えた。
もう藤太郎老人は、女子高校の前で土下座するような真似はしなくなった。
しかし、いつなにをしでかすかわからない。
まあ、目を離せない子供と思えば、それほど腹も立たない。      
或る夜、晴江が一人で風呂に入っていた。
夫は今夜も招待だとかいって、帰宅は午前様らしい。
例によって、藤太郎がこっそり覗きにきた。
「おじいちゃん、こっちへ入っておいで」
「えへ、えへ、、、いいのかな」     
「いいわよ、私の裸が見たいんでしょ。この間は私のおしっこまで飲んだ仲じゃないの。遠慮することないから、裸になって入ってらっしゃい洗ってあげるわよ」    
義父と嫁とが全裸で向きあっていた。
しわだらけの体をゴシゴシ洗ってやる。   
「どう、気持いいでしょう」      
「ほう、ほう::」
「また、おしっこが飲みたいの?」
いかにも嬉しそうな、しわだらけの童顔がそこにあった。   
「この洗面器にしてあげるから、よく見るのよ、変態おじいちゃん」  
「ほう、ほう」  
晴江は洗面器に跨がると、いっきに放尿してやった。
新鮮なおしっこは、激しく洗面器の底を叩き、周囲に飛沫をあげた。
藤太郎は、毎日のように見た、千葉ストリップの放尿ショーを、今そこに見るような気
がして嬉しかった。
晴江が立ち上がると、洗面器の中に首を突っ込み、ビチャビチャと舐め始めた。
晴枝自身もこんな行為が、以前に思ったほどいやでなくなっていた。
いやだいやだと思うと、おぞましい限りだが、発想を代えて子供を遊ばせているのだと思うと、結構これでおもしろい。
「おじいちゃん、私の奴隷になりたいんでしょ。有難うございます、」
「有難う……ございます」
「じゃ、この足の爪先にキスしてごらん」
「はい……はい」   
素直に、老人は、嫁の指示に従っていた。
「おじいちゃん、あんたはもう私の奴隷だから、私のいうことはなんでも聞くわね」 
「ほう、ほう」
「ほうじゃなくて、はいでしょ」
「はい」
「外に出て、この間みたいな変なことしちゃ駄目よ。家にいれば、私がこうやって遊んであげるんだから」
「ほう、ほう」
「これから毎日、お望みの時もそうでないときも私のおしっこを飲ませてあげる。今日から私のおしっこはおじいちゃんにとってはお聖水になるのよ。これからはお聖水を飲ませて下さいってお願いするのよ。」
「ほう、ほう」
「だから、ほうほうって、ふくろうじゃないんだから。」
藤太郎老人は、夢中になって濡れて輝いている晴江の美しい足の措を舐めていた。


      
   
 ああ臀下死
                 
 義父が色ボケしてしまったので、晴江は完全に発想を変えた。
いままでの義父に仕える嫁の立場を変え、変態じじいを飼育する女王様になることにした。老人の頭の中には、明らかにマゾヒズムに対する憧憬が渦まいてい
る。
親を大切に、舅に孝行をなどと考えたらとても出来ない。
いやこうすることが親孝行なのかも知れない。       
そんなことを考えながら、晴江は藤太郎の顔をギュウギュウ足で踏み漬していた。
「おじいちゃん、どう、気持いい?」
「ほう、ほう……」
御機嫌である。
呼び方もお義父さんよりもおじいちゃんに変えて良かったようだ。
晴江の変身ぶりは、夫の良夫には内緒だった。
ひとつには、あの舅の蛸口でチュウチュウ吸われることに、いまや快感を得ていることがやや後ろめたく感じられていたからだ。
最初、あれほどいやだった蛸ロクンニリングスがいまの晴江には、ひとつの楽しみになっていた。
藤太郎は、一日じっと家にいると、夕方、良夫が帰宅する前の時間帯に、晴江からご褒美が頂けた。
彼もこの頃はそれが楽しみで生きているようなものだった。
「さあ、今日はいい子だったから、舐め舐めさせてあげるよ」
「ほう、ほう……」 
満面をしわだらけにして、藤太郎老人は喜びを表わし、ごろりと仰向いて寝る。
その上に晴江はパンティを脱いだ生の豊臀をどさりと下ろしてやる。
顔面騎乗位だ。
歯のない彼の唇と舌とが、軟体動物のように自分の秘部でうごめいている。
「さあ、しっかり舐めるんだよ、そうすればまた私のおしっこを飲ましてあげるよ」 
快感が急速に昂まり、痺れが子宮を貫いて後頭部まで走り抜けてゆく。
「いいわ、おじいちゃん、頑張って…ああもう……洩れそうよ」
知らず知らずのうちに、股間に力が入ってギュッと藤太郎老人の顔を圧迫していた。
どっと愛液がほとばしり出る。
ぬるっとして、彼の舌に感じられた。
嫁が興奮している。
感激だ。
ああ、俺は何という幸せ者だろう。
晴江は痺れに似た快感の波に漂いながら、ようやく腰を上げた。
「はあい、また明日ね」
藤太郎老人もまた達成感に全身が浮かび上がるような不思議な昂揚に浸りながら、風呂場の天井を見つめていた。

 藤太郎老人は良夫が会社に出かけた後、晴江の前に土下座して、足にキスをした。
「部屋に来て下さい」
「なあに、お掃除でもしてほしいの」
「見せたいものがあるから」
藤太郎の宝物はもちろん収集したビニ本の束で、その中でもお気に入りの本を晴江に差し出した。
「まあ、こんなのまで見ていたの。こうしてほしいの」
こっくりと頷く藤太郎を何となくかわいいと思った。
「お洗濯が終わったら,またかまってあげるから静かにしているのよ」
藤太郎は今で黙ってテレビを見ながら声が掛かるのを待っていた。
「おまたせ」
藤太郎が顔を上げると今まで見たこともないセクシーなレースのランジェリーを身につけた晴江が立っていた。
玄関のコンクリート貼りに土下座させられた藤太郎は決まりの台詞を述べ立てた。
「女王様、本日の御調教、どうぞよろしくお願いいたします」
晴江は力加減しながら、藤太郎の顔から胸や腹部までハイヒールで踏みつけた。
胸は突き破らないように気をつけながらもきつくヒールでえぐり、藤太郎は悲鳴を上げながらのけぞった。
「おじいちゃん、大丈夫。もうやめようか」
歯がないため食いしばることもできず、ただ、悶えるばかりだった。
「よく頑張ったわね。ご褒美を上げるから,お願いしてごらん」
「女王様、お聖水をください」
晴江はパンティをとって、玄関の上がり口にしゃがみ、藤太郎は茂みに向かって口を開けていた。
「ほら、ぜんぶ飲むのよ。靴がぬれちゃうから」
飲めるはずもないような勢いで藤太郎の口をめがけて放尿し始めるとすぐにむせかえって、下を向いたものだから、背中に熱いお聖水を浴び続け、玄関は水溜ができた。
「どうするのよ、玄関にこぼれた分吸ってきれいにするのよ」
よくもそんな鬼のような台詞が湧いて出てくるものだと晴江自身が驚いていたが、何だか女王様になるのも快感で、日頃のストレスも軽くなっていくのを感じた。
藤太郎は埃まみれになり、晴江は上がってシャワーを浴びせようとしたところ、晴江の股間に顔を埋めていつもの蛸クンニを始めた。
拝尿後の秘部を口と舌で拭われるのは何だか気分がよく、晴江はくるっと向きを変えると藤太郎の眼前に見事な豊臀をさらしてみせた。
「ほう、ほう」
そんな言葉を言い終わらないうちに蛸の口が晴江のアヌスに強く吸い付き、痛いほど激しく刺激し続けた。クンニリングスよりずっと強い舌使遣いに負けて、晴江のアヌスはこじ開けられるように緩められ、藤太郎の舌は奥深く進入してなお、回転運動を続け、晴江は今まで味わった事のない,体が宙に浮くような不思議な感覚に浸っていた。
「おじいちゃん、そんなに吸ったら出てしまうわよ」
そんな言葉には一向に構まうことなく、アヌスを舌で侵し続けた。
いつの間にか主導権を藤太郎に奪われ、必死に耐えるのは晴江の方で、尻を引き上げてやっとのこと、立ち上がって逃げることができた。
 夕方、今日も接待で帰らない良夫を待つことなく、二人で食事をとることにしたが、藤太郎はテーブルの下にうずくまり、晴江が床に投げ落として、踏みつけたものを口にくわえて、腹を満たしていった。

翌朝から藤太郎にはもう一つの仕事が加わっていた。
「そこで正座して待っているのよ」
晴江はトイレのドアを閉めると朝の排泄を済ませ、便座に座ったまま藤太郎を中に呼び入れるとすっくと立ち上がり、土下座した彼を上向いて寝かせ、顔をまたぐとすぐにしゃがみ込んだ。
「この台詞を言わせたかったんでしょ。女王様のアヌスをお舐めって。」
排泄直後の最大限拡張したアヌスはきれいに窄んで、藤太郎の唇と熱い接吻を交わすと黄金の残渣が口中に溶け、苦みとともに発酵しきった漬け物のような甘みを伴う香りに包まれた。
舌先に黄金の残渣を拭い取られながら、晴江はぬめぬめした快感に浸っていた。
「おじいちゃん、黄金を食べるのは無理そうだから,そうやって毎日トイレットペーパー代わりになって、一年も続けたら一本食べることになるじゃないかしら」
「ほう、ほう」

 藤太郎は晴江と二人でいるときには足下に伏せっているか、豊臀に敷かれているか、まともに人間として扱われることなく、元気に暮らしていた。
二人でデパートに出かけて、藤太郎に好みのハイヒールを選ばせ、良夫が出かけた後の遅い朝食時、昼食時、出張で不在時の夕食時にはじかに床に並べられた藤太郎の食事を踏みつけ、ハイヒールを舌できれいにさせたり、晴江のお出かけの帰りには藤太郎が玄関で土下座して待機し、ハイヒールの底面まで舌で清拭させていた。
ハイヒールは玄関に置くことはせず、毎晩藤太郎が大切そうに胸に抱えて眠っていた。

一年も経った頃、
「おじいちゃん、今日でこれも一年ね。よく頑張ったわ。」
晴江は排泄したままのアヌスを藤太郎に吸わせながらそんなことをつぶやき、藤太郎はいつもより念入りに黄金の拭い取りに励んだ。
夕食後の入浴中に藤太郎は365回の分割で黄金を一本食べたから,こんどは現金一括払いで食べてみたいと言い出した。
晴江は窒息しないかしらと不安に思いながらも、そろそろその日が来るんじゃないかと予感したから、あまり驚くことなく、挑戦してみようと思った。
「無理に飲み込まなくて良いからね。無理なら左手を挙げて合図するのよ,分かっているわね」
藤太郎の蛸アニリングスにすぐに黄金が顔を出しそうになり、アヌスを口にぴったり合わせるとみしみしと音を立てながら、ゆっくり生み出していった。
アヌスを締めて,黄金を適度に切って与えてやると藤太郎はタイミングよく飲み込んでいった。
3本目を飲み込ませ、藤太郎にアヌスの後始末をさせた。
「おじいちゃんよくできたわ。」
「ほう、ほう」
「もっとましなお礼はないのかしら。」
翌朝、藤太郎は9時を過ぎても起きてこなかった。
「おじいちゃん、おじいちゃん、しっかりして…………おじいちゃん」
藤太郎老人は晴江の真っ赤なハイヒールを胸に抱きながら、七十八歳を一期に帰らぬ人となっていた。
「おじいちゃん!」
良夫が慌てて会社から戻り、近所の医者を呼んできた。
良夫が帰ってくる前に晴江はハイヒールを片付るとともに前日の黄金が原因で死に至ったのではないかと慌てたが、藤太郎の安らかな死に顔は自然死を皆に納得させるに十分であった。
嫁の豊臀の下で、彼は最高の時を過ごし、満足して、往生を遂げたのかも知れなかった。
晴江は藤太郎が変な病気にかからないように栄養を十分とらせ、少量とはいえ毎日のように黄金を与えても体を壊さないよう自身の食べ物を厳重に管理してきたこと、そして黄金を与える際に窒息させないための予備訓練を密かに行ってきたことを思い出していた。
恥を忍んで、SMクラブの面接を受け、相当数のマゾ男たちを黄金便器に使ってみた。晴江の豊臀は評判となり、とりわけ高齢のマゾ男たちには女神と慕われるようになり、藤太郎のための予行演習は十分こなしてきた。
これからそれらの男どもをどうしたらよいか、藤太郎の代わりにさらにハードに便器調教を行うか、ふとそんなことも考えたが、晴江にとって藤太郎の安らかな満足げな表情は嫁としての充実感をもたらし、これで男を自身の便器に使うことは封印する決心を固めた。
決心した瞬間、ぺろりとアヌスを舐められたような気がしていた。
そして、晴江はいま、やっと人生のお荷物から解放された安堵感と寂しさの入り混った複雑な思いに浸っていた。   

(おわり)

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